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2024.09.02

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【Z世代の新入社員研修】研修内容や効果的な実施方法を詳しく解説!

新入社員研修は、自社を未来につむぐために重要な経営戦略のひとつです。
人材育成の重要性が見直されている現在、多くの企業が新入社員研修に力を入れています。

近年、入社する新入社員の多くは『Z世代』と言われる世代です。
デジタルネイティブとも言われ、従来とは違った価値観や個性を持ち、その多くは学生時代にコロナ禍も経験してきました。そんなZ世代の特徴を理解し、適した方法で研修を行うことが企業に求められます。

この記事では、新入社員研修の内容や実施方法について、詳しく解説します。
Z世代の新入社員研修に悩むご担当者様や、より効果的な新入社員研修を導入したい企業様にはぜひ参考にしてみてください。

1.新入社員研修の目的と内容

新入社員研修の目的と内容

研修は、目的を明確にして行うことが重要です。目的が曖昧な研修では、受講者は研修の意義や重要性を理解できず、十分な費用対効果を発揮できません。ここでは、新入社員研修の主な目的と内容について説明します。

企業理念の浸透

新入社員研修の目的のひとつとして、企業理念の浸透が挙げられます。
新入社員は自社の歴史や価値を学び、企業として大切にしているものや今後のビジョンを理解します。企業の一員としての自覚を持ち、企業理念を自分自身の行動や考え方に反映させることで、組織全体の一体感が強化されるでしょう。
企業理念の浸透は、個々の意識を高めつつ、全体で同じ方向に進んでいくうえで非常に重要なポイントです。

事業内容や技術の理解

自社が展開する事業内容や技術の理解を深めることも、新入社員研修の目的です。
例えば、製造業であれば製品の特徴や生産プロセスについて、IT企業であれば自社の使用するシステムや最新の技術について学びます。
新入社員にとって直接関わる内容ではなかったとしても、自身の担当する業務が企業全体の中で、どのような役割を果たしているのかを理解することは、モチベーションにつながります。

また、事業内容に加え、主な取引先や競合企業についても学ぶことで、他企業との関連性や業界内での立ち位置が把握でき、自社理解が深まるでしょう。自社の事業内容や技術を理解することで、新入社員に自身の役割を自覚させ、より効果的に貢献する姿勢を促します。

社会人への意識変革

学生から社会人への移行は、大きな変化です。
新卒の新入社員に行う研修の場合、社会人への意識変革も重要な課題です。
「働く」ということに関して、学生時代にアルバイト経験のある人は多数ですが、高い意識や責任を持って仕事に取り組んできたという人の割合は限られるでしょう。多少の遅刻やミスは「学生だから」「アルバイトだから」と、許容されてきた可能性もあります。

社会人として働くにあたって、社会や企業の一員であること、一定の責任を負うことへの理解や自覚が必要です。
仕事に対する姿勢や時間管理の必要性などを学び、社会人としての意識改革を行います。

企業コンプライアンスの理解

昨今は「コンプライアンス」というワードをよく見聞きするようになり、社会的にも非常に重要な要素として浸透してきました。コンプライアンスとは「法令遵守」を意味しており、法令や社会のルールを守ること、道徳観や社会倫理に背かないことが求められています。

SNSで何でも拡散される現在、社員の言動ひとつで企業に大きな損失を与えることも珍しくありません。
コンプライアンス教育を通じて、社員一人ひとりの行動が企業の信頼性に関わることを十分に理解させる必要があります。

ビジネスマナーの習得

新入社員研修の主たるカリキュラムのひとつとして、ビジネスマナーの習得も欠かせません。社内外を問わず、円滑なコミュニケーションやチームワークを構築するために、日常業務に必要なマナーを習得します。

  • ・身だしなみ
  • ・挨拶・言葉遣い
  • ・名刺交換の手法
  • ・電話応対
  • ・メールマナー
  • ・会議マナー

上記のように、ビジネスシーンで求められる適切な対応方法や、敬語の使い方などを具体的に学びます。

基本スキルの習得

新入社員研修では、今後の業務に必要な基本スキルを習得します。
パソコンや社内システムの使い方はもちろん、社会人として求められるビジネススキル習得を目指します。

例えば、資料の作成方法などは職種を問わず、十分に理解し身に付けておきたい項目です。座学や実践を通して、知識と技術の定着を図ります。
プレゼンやコミュニケーションなど、対人スキルに関してはロールプレイングを取り入れた研修が効果的でしょう。
習得させたいスキルに適した学習方法で研修を行い、実務をこなすための土台を固めます。

社内人脈の形成

新入社員研修は、社内人脈を形成する機会にもなります。
研修の機会に同期同士で交流を深めることで、悩みを相談し合ったり切磋琢磨したりといった良好な関係を築けるでしょう。

研修の講師を先輩社員が行う場合は、コミュニケーションの輪がさらに広がります。新しい環境で慣れない業務に向き合う新入社員にとって、頼りになる先輩社員の存在は心強い支えです。
同期社員や先輩社員も含めた社内人脈を形成することで、情報共有やコミュニケーションがスムーズに行われるようになり、業務効率の向上を図れます。

また、社内の人間関係が良好であれば、新入社員の離職率低下も期待できます。
新入社員研修を通して得られる信頼関係やチームワークは、新入社員にとって大きなメリットになるでしょう。


2.Z世代の特徴

Z世代の特徴

厳密な線引きはありませんが、2024年現在で概ね10代半ばから20代の若年層が「Z世代」として定義されます。今までも、「ゆとり世代」や「さとり世代」といった世代分けがありましたが、Z世代はこれまでとは違った特徴が目立つ世代です。
ここでは、Z世代の特徴について確認していきましょう。

デジタルネイティブ

Z世代は、物心ついた頃にはインターネットが身近にある環境で育った、“デジタルネイティブ”と呼ばれる世代です。携帯電話を持ち始める小中学生時にはスマートフォンが普及し始めたため、ガラケーを持たず、最初からスマホに慣れ親しんだ人も多いでしょう。
デジタル機器への順応力が高く、情報処理能力に長けています。

タイパを重視する

Z世代には、効率性を求めてタイパ(タイムパフォーマンス:時間対効果)を重視するという特徴があります。
学生時代からリモートやオンラインが一般的であることや、動画の倍速視聴・ショート動画の視聴といった行動が特徴で、効率的に時間を使って満足感を得たいという傾向があります。

多様性を尊重する

幼い頃からインターネットでさまざまな文化や価値観に触れてきたことや、個性を重視する学校教育の影響もあり、Z世代は多様性を尊重します。
「自分らしさ」を大切にすると同時に、他者に対しても年齢や性別、人種に関係なく、一個人として受容することに柔軟です。

承認欲求が強い

SNSを介してコミュニケーションを取ってきたZ世代は、自身の考えや日常的な出来事を発信して他者の共感を得ることが一般的です。
多様性を尊重し、「いいね!」で他者と共感しあうことを常としてきたため、承認欲求が強い傾向にあります。

対面コミュニケーションが苦手

他の世代と比べると、対面コミュニケーションを苦手とする傾向にある点も、Z世代の特徴のひとつです。スマホやSNSを介して人間関係を構築してきたことや、学生時代にコロナ禍を経験したことも大きな要因といえます。
オンラインや文章でのコミュニケーションが中心であるがゆえに、電話や対面のコミュニケーションに対して苦手意識を持つ人が多数です。


3.新入社員研修の効果を上げるポイント

新入社員研修の効果を上げるポイント

新入社員研修を行うにあたって、内容を詰め込むだけのカリキュラムでは十分な効果を発揮できません。学習効果が得られるよう、研修方法の工夫が必要です。
ここからは、新入社員研修の効果を上げるポイントをご紹介します。

インプットだけでなくアウトプットもさせる

新入社員研修に限らず、知識やスキルを定着させるためにはインプットだけでなくアウトプットを行うことが大切です。
実務経験が豊富であれば、これまで蓄積した経験や知識を基に新たなステップを踏むこともできますが、新入社員の場合、そうはいきません。学習内容をアウトプットする機会を設け、習熟度アップを図りましょう。

座学で学んだことをロールプレイングで経験する、グループディスカッションで意見交換を行うなど、さまざまな形でアウトプットを行うことで、学習内容の定着が期待できます。

社内コミュニケーションの機会を設ける

SNSを通じてさまざまな人とつながるZ世代は、同じ考えや共通の目的を持つ人とのコミュニティを重視する傾向があります。また、SNSで自身の考えを発信することに慣れており、オープンで意見を許容し合えるコミュニケーションを好みます。

同じ立場で対等に話ができる同期社員や、頼りになる先輩社員は、研修だけでなく今後の日常業務も共にする重要な存在です。
研修の中で社内コミュニケーションを深める機会を設け、意欲の向上と良好な人間関係の構築を図りましょう。

褒める機会を設ける

Z世代は承認欲求が強く、周囲から認められること、実績を褒められることが仕事への意欲や達成感につながります。新入社員の学習の結果や過程をよく見て、評価できる点は積極的に褒め、自信や向上心を持たせることが大切です。


4.新入社員研修の実施方法

新入社員研修の実施方法

新入社員研修のやり方として、主に採用されている方法をご紹介します。
研修のカリキュラムにあわせて、効果的に取り入れましょう。

講義形式

講義形式は専門家や先輩社員などを講師に講義を展開する学習形式で、企業理念や事業内容、コンプライアンス教育など、知識を伝える学習に有効な方法です。
しかし、授業形態となることで知識のインプットに偏りやすくなり、一方的な情報伝達となりがちなため、受講者の集中力や意欲の維持が難しい点がデメリットです。質疑応答の時間を取り入れ、双方向のコミュニケーションを図って知識の定着度アップを目指します。

ロールプレイング形式

ロールプレイングは「ロープレ」とも呼ばれ、実際の場面を想定して模擬的に行う学習方法です。役割や状況などの設定を決め、受講者や講師なども含めて実務をシミュレーションします。

役割を演じることを通してスキルや対応力を高められるため、実践に役立つでしょう。
学んだことを実務に近い形でアウトプットし、身に付けられる方法です。経験するだけでなく、フィードバックから学びを得ることも重要なポイント。
同じメンバーや条件でくり返し行うと緊張感や集中力が途切れてしまうため、役割の交代や複数のテーマを課すなど、効果を発揮できるような工夫が必要です。

ワークショップ形式

ワークショップ形式は、受講者が主体となって考えたり、体験したりする学習方法です。
例えば、グループディスカッションやチーム型ディベートなどを通して、問題解決や意見交換を行います。
受講者同士のコミュニケーションが活発になるため、人間関係の構築にも一役買ってくれるでしょう。

実施する内容によっては、受講者の積極性に偏りが出てしまうため、受講者人数やグループ分けを慎重に行う必要があります。
講義形式と合わせて、インプット+アプトプットを実施する研修も効果的です。

eラーニング

eラーニングは、インターネットを用いたオンライン学習です。
学習コンテンツがPCやタブレットに配信され、受講者は個別のアカウントを利用して学習に取り組みます。

対応デバイスとインターネット環境があればどこでも学習が可能で、集合研修の実施が難しかったコロナ禍以降、特に需要を伸ばしています。
デジタル機器に親しんでおり、効率を重視するZ世代にマッチした研修方法です。研修内容としては、知識の落とし込みなどインプット型の内容が適しています。

学習コンテンツは、テキストやイラスト、動画などさまざまな素材で制作できる点もポイント。
自社の業務内容に則したオリジナル教材を制作することで、より学習効果の高い新入社員研修が実現します。

eラーニングで新入社員研修を行うメリット

eラーニングで新入社員研修を行う主なメリットは、以下の4つです。

  • ・いつでもどこでも取り組める
  • ・個人のペースで学習できる
  • ・反復学習が可能
  • ・研修管理がしやすい
  • ・修了テストやアンケートも実施できる

eラーニングでの研修は、一ヶ所に集まって講師の講義を受ける必要がありません。
時間や場所を問わずに自分のペースで学習ができ、分からない部分はくり返し視聴できます。
また、eラーニングシステムで研修管理を行うことによって業務効率も上がるため、企業側にもメリットをもたらします。


5.新入社員研修におすすめの「eラーニング」

新入社員研修におすすめのeラーニング

ここからは、i-netschool(アイネットスクール)で提供している新入社員研修におすすめのeラーニング講座をご紹介します。
講座によっては、内容のカスタマイズも可能です。各企業や業界に応じた内容や事例等を追加し、より具体的な学習を提供できます。また、各講座に理解度確認テストがついているため習熟度の確認が可能。もちろん管理者の方も受講進捗やテスト成績をご確認いただけます。

内定者・新入社員パック

新入社員に必要な基礎知識を学べる「内定者・新入社員パック」を提供しています。

主な講座は、次のような内容です。

  • ・ビジネスマナー講座
  • ・Microsoft Officeの使い方
  • ・情報セキュリティの基礎知識
  • ・コンプライアンス講座   など

社会人として求められる基本的なマナーやスキルを中心に、充実した講座が揃っています。

>>eラーニング「内定者・新入社員パック」の詳細はこちら

情報セキュリティ

情報セキュリティコースは、累計受講者数66万人以上の人気のeラーニングコースです。
日々の業務でインターネットを利用する機会は多く、これから新しい業務に携わっていく新入社員にとって重要性の高い講座です。
情報セキュリティや情報漏洩に対する意識を高め、具体的な事例も紹介しながら注意点や対策を分かりやすく学べます。

>>eラーニング「情報セキュリティ」の詳細はこちら

個人情報保護

金融機関やカスタマー部門など、職種や部署によっては顧客の個人情報を取り扱うことが日常業務になります。
個人情報の漏洩は、社会的信用の失墜や個人情報保護法違反による罰則など、企業にとって多大な損害をもたらす可能性があります。
i-netschool(アイネットスクール)の個人情報保護コースは、個人情報保護の重要性と情報の正しい取り扱い方を学べる講座です。

>>eラーニング「個人情報保護」の詳細はこちら


6.まとめ

この記事では、Z世代の新入社員研修について、研修の目的や効果を上げるポイントなどを解説しました。
新しい価値観を持つZ世代の新入社員には、デジタルツールをうまく取り入れた柔軟な研修カリキュラムの提供がおすすめです。

i-netschool(アイネットスクール)の内定者・新入社員パックは、充実したカリキュラムで新入社員研修をサポートします。
業務や研修内容に合わせたカスタマイズも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


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この記事を書いた人
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i-netschool 編集担当

i-netschoolはeラーニング事業歴20年以上。これまでのノウハウをもとに、eラーニングに関するお役立ち情報を発信しています。

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