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2024.02.16

システム

eラーニングシステム「クラウド型」とは?おすすめ5選もご紹介!

インターネット環境があれば、いつでも効率よく学習効果を得られる「eラーニング」は、企業研修やスキル習得の手段のひとつとして、多くの企業で導入されています。
eラーニングシステムには「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があり、現在は導入や運用が簡単で費用も安価なクラウド型が主流です。

この記事では、クラウド型eラーニングがどのようなものなのか詳しく解説していきます。
クラウド型eラーニングの特徴を理解し、自社に合ったeラーニングシステムの選定にお役立てください。
関連記事:eラーニングとは?システム選び~教材制作まで徹底解説!

1.クラウド型eラーニングとは?

クラウド型eラーニング

クラウド型eラーニングは、簡単にいうとクラウド上に構築されたシステムにアクセスして受講する形式のオンライン学習です。
eラーニングのシステムには、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型の2種類がありますが、導入が容易で費用も安価なクラウド型が多く選ばれています。

クラウド型は、サービス提供会社の管理するクラウド上のシステムにIDやパスワードなどを用いてアクセスする形式のため、インターネット環境と対応デバイスがあれば、いつでもどこでも学習に取り組めます。

また、現在は多くのサービス提供会社がクラウド型eラーニングを取り扱っており、選択肢が多いうえに配信されている教材も豊富です。
一般的な企業の社員に必要な知識やビジネスマナーから、階層別教育や職種に応じた教育内容など、様々な分野の教材が取り揃えられています。

このように、クラウド型のeラーニングは、システムも教材もサービス提供会社から借りて利用するので、導入が容易です。(自社オリジナル教材をアップロードして配信することも可能)
費用や準備工程の面でも企業の負担が少なく、効率よく学習や評価を行えるため、多くの企業の社員教育や研修などで採用されています。


2.クラウド型とオンプレミス型の違いは?

クラウド型とオンプレミス型の違い

eラーニング教材を配信するシステムは「eラーニングシステム(LMS)」と呼び、クラウド型とオンプレミス型の2種類に分けられます。
※LMSはLearning Management System(ラーニング・マネジメント・システム)の略称

クラウド型とオンプレミス型は、構築形態・コスト・運用形態・カスタマイズ性などの点に違いがあります。

構築形態の違い

クラウド型はサービス提供会社のシステムをインターネットを通して利用する形式ですが、オンプレミス型は自社のサーバーに独自の学習システムを構築します。

コストの違い

構築形態が違うため、発生する費用も異なります。
クラウド型は利用人数やプランによって月額料金を支払うのが一般的ですが、オンプレミス型はソフトを購入して自社環境に構築するケースが多いため、初期費用がかかります。

導入後の運用の違い

導入後の運用に関して、クラウド型はサービス提供会社が管理を行いますが、オンプレミス型は自社で管理を行う点も違いのひとつです。
システム本体のメンテナンスやアップデートなど、eラーニングシステムの運用には必要に応じて様々な業務が生じます。
サービス提供会社が管理するクラウド型に対し、自社で管理を行うオンプレミス型は、導入後も人員の配置が必須です。

カスタマイズ性の違い

カスタマイズ性については、独自のシステムを構築できるオンプレミス型に優位性があります。
機能面や操作性など、自社が取り組みたい学習内容に合わせてシステムを作成するので、より効率的に学習を進めることができるでしょう。

クラウド型は、製品によって機能やカスタマイズ性が異なります。
自社の学習内容や導入後の活用にマッチしたシステムを選ぶために、サービス提供会社や製品の内容をよく確認しておくことが重要です。

オンプレミス型・クラウド型の比較表

クラウド型とオンプレミス型の違いについて、表にまとめました。


オンプレミス型

クラウド型

導入期間

設計に時間がかかる

短期間で導入が可能

導入コスト

高い

低い

運用管理

自社で管理が必要

サービス提供会社が行う

カスタマイズ性

高い

低い

オンプレミス型のeラーニングシステムについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にされてください。
>>eラーニングシステム「オンプレミス型」とは?クラウド型との違いなども解説


3.クラウド型eラーニングのメリット・デメリット

クラウド型eラーニングのメリット・デメリット

ここからは、クラウド型eラーニングシステムのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
多くの企業に選ばれているクラウド型ですが、自社の目的や環境に適合しているのか、気を付けるべき点は何かを導入前に確認しておくと安心です。

クラウド型|メリット

クラウド型のメリットについては、以下のような点が挙げられます。

  • ・導入費用を抑えられる
  • ・比較的短期間で導入ができる
  • ・運用費用が分かりやすい
  • ・場所を問わず学習に取り組める

導入費用を抑えられる

インフラ整備やシステム構築などが不要なクラウド型は、コストがかからず短期間での導入が可能です。

比較的短期間で導入ができる

標準的なシステムと教材の利用であれば、サービス提供会社によっては最短1週間程度で導入することもできます。
自社で特別な準備の必要もなく、すぐにeラーニングを始めることができるのは、クラウド型ならではのメリットです。

運用費用が分かりやすい

クラウド型は一般的に利用人数やプランに応じた定額制の料金体系であるため、導入後の運用費用が予測しやすくなります。
突発的な故障やトラブルが生じた場合の対応や修理、メンテナンスが発生する可能性のあるオンプレミス型に比べ、予算の見通しの立てやすい点が強みのひとつです。

場所を問わず学習に取り組める

eラーニングは「いつでもどこでも学習できる」というメリットがありますが、これはクラウド型に限ります。インターネット環境があればどの端末からでも接続ができるので、出張先やテレワークでの利用、タブレットやスマートフォンからでも受講が可能です。


クラウド型|デメリット

一方、クラウド型のデメリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • ・カスタマイズ性が低い
  • ・運用費用が高くなる可能性がある
  • ・セキュリティに強いシステムを選ぶ必要がある

カスタマイズ性が低い

クラウド型は、提供されているシステムの機能や設定がある程度決まっているため、個々の組織のニーズに合わせたカスタマイズ性が低い点がデメリットです。
機能の追加が可能なシステムもありますが、デザインやレイアウト、自社独自の管理機能の追加に関して、対応が難しい製品も多いでしょう。
クラウド型を導入する際には、自社に合ったシステムが整っているかを確認しておくことが重要です。

運用費用が高くなる可能性がある

運用費用は、利用人数が多い場合や長期間になる場合は費用が高くなる可能性があります。

セキュリティに強いシステムを選ぶ必要がある

セキュリティ面に関しては、クラウド上に情報が保管される点やサービス提供会社に一任する点など、自社で管理ができないことを理解する必要があります。
システムを選ぶ際はサービス提供会社のセキュリティ対策を確認し、安全な環境が整っているかチェックしましょう。


4.クラウド型eラーニングが向いている企業は?

クラウド型eラーニングが向いている企業

初期費用や運用費用が安く、サービス提供会社が管理を行うクラウド型は、以下のような企業に適しています。

  • ・コストを抑えてeラーニングを導入したい企業
  • ・短期間・小人数など限定的に利用したい企業
  • ・初めてeラーニングを導入する企業
  • ・外部アクセスも利用したい企業

以下で、それぞれ詳しく確認していきましょう。

コストを抑えてeラーニングを導入したい企業

クラウド型eラーニングは、サービス提供会社の管理するシステムを利用する形式のため、自社サーバーの整備や新たなシステムの構築などは必要ありません。
自社で行う作業が少なくエンジニアの雇用なども不要となるため、イニシャルコストを抑えることができます。

サービス提供会社によっては、お試し期間なども設けられており、初期費用0円で始めることも可能です。
なるべくコストをかけずにeラーニングを導入したい企業には、クラウド型のeラーニングシステムがおすすめです。

短期間・小人数など限定的に利用したい企業

一定の期間だけ利用したい、組織の一部社員のみが利用するなど、限定的な導入の場合にも、柔軟な対応が可能なクラウド型が向いています。

クラウド型eラーニングは、多くの場合が利用人数やプランに応じた定額制の料金体系です。そのため、必要な期間で必要な人数分だけ契約することも可能で、無駄な作業や費用を削減できます。
状況に応じた契約ができるので「まずは新入社員の教育にだけ使ってみたい」など、段階的な利用を検討している場合にも適しています。

初めてeラーニングを導入する企業

eラーニングを初めて導入する企業はクラウド型がおすすめです。
トライアルで試してから導入しても、実際に使っていると運用しづらい点もでてくるケースはあります。
初回から自社サーバーに構築すると、簡単にはシステムの改修ができません。その点、クラウド型であればシステムの乗り換えなどの検討はしやすいでしょう。

外部アクセスも利用したい企業

オンプレミス型eラーニングは、社内ネットワークにアクセスして利用するため、接続できる端末に制限があります。社内PCのみなど限定される場合も多く、決められた端末でしか学習ができません。

一方、クラウド型はインターネットを介してシステムにアクセスできるため、テレワークや外出先など社外での利用も検討している際には、外部接続が容易なクラウド型が適しています。


5.クラウド型eラーニングの紹介

クラウド型eラーニング

ここからは、社内研修や教育を効果的にサポートしてくれる、クラウド型eラーニングを5つご紹介します。
機能や特徴を分かりやすく解説しますので、自社に最適なeラーニングシステム選定の参考にされてください。

Learning Tracker

i-netschoolの提供するLearning Trackerは、トップダウン教育に特化したeラーニングシステムとして定評があり、企業に必要な教材を多数取り揃えています。
既存の教材の配信だけでなく、オリジナル教材の制作に関してもサポートが可能です。
500コース以上の教材制作で培ったノウハウを活かし、ニーズに合わせた学習効果の高い教材を作成します。

システムはシンプルな操作性で使いやすく、初めてeラーニングを導入する企業には特におすすめです。
受講者へのメール配信など、eラーニングの運用にかかわる業務サポートも充実しており、安心して導入いただけます。

大手ガス会社などにも導入しており、確かな実績と信頼のあるeラーニングシステムです。
最短5営業日で導入可能で、1ヶ月間の無料トライアルも可能なため、まずはeラーニングの学習効果を体験してみてはいかがでしょう。

Learning Trackerのおすすめポイント

  • ・教材制作実績が豊富
  • ・初めてでも使いやすい
  • ・充実したサポート体制
  • ・最短5営業日以内で導入が可能
  • ・1ヶ月間の無料トライアル

https://web.i-netschool.com/index.html

無料トライアルの申込みはこちら


Cloud Campus

Cloud Campusは、ソフトバンクグループが運営する完全オンライン大学によって開発されたeラーニングシステムです。特別な機材や編集ソフトを使わなくても、システム内で簡単にオリジナル教材が制作できます。

利用は100名からで、ユーザー登録者数の上限がないのが特徴です。社員数の多い企業や、教育機関などでの利用におすすめです。
導入後にユーザーが増えても追加費用などが必要なく、予算が立てやすい点も魅力です。

顔認証システムを導入しているので、より確実な本人確認が可能です。
なりすましや不正を防止し、受講者の学習進捗管理に役立ちます。

Cloud Campusのおすすめポイント

  • ・ユーザー登録数無制限
  • ・教材制作がカンタン
  • ・顔認証システム

AirCourse

AirCourseの魅力は、新人教育やITスキル、コンプライアンスなど幅広いテーマの動画研修コンテンツの受け放題プランです。
教材は1動画5分程度で要点を分かりやすく解説し、図やイラストなども効果的に用いて質の高い学びを得られるよう、工夫されています。

マルチデバイス対応で、タブレットやスマホからも利用できるため、業務の空き時間や移動中などのスキマ時間にも受講ができます。

SlackやZoomとの連携により、AirCourseからの通知の受信やオンライン研修の作成・実施なども可能です。

AirCourseのおすすめポイント

  • ・豊富な動画研修コンテンツ
  • ・マルチデバイス対応
  • ・SlackおよびZoomと連携可能

https://aircourse.com/

グロービス学び放題

グロービス学び放題は、高い品質と豊富なラインナップの教材を誇るeラーニングシステムで、第20回日本e-Learning大賞にて厚生労働大臣賞を受賞しています。

著名な経営者や実務家講師等が監修や解説を行っており、実践的で高品質な教材が揃っています。
コースも細かく区分されているため、企業課題や人材育成の用途に合わせた教材を選びやすい点も重要なポイント。

アプリを使用すれば動画のダウンロードが可能なので、インターネット環境がなくても学習に取り組めます。
学習者の振り返りには、ChatGPTを利用したAIによるフィードバックもあり、管理者の業務をサポートしてくれる機能があります。

グロービス学び放題のおすすめポイント

  • ・実務家講師が監修・解説
  • ・オフラインでも視聴可能
  • ・ChatGPTによるフィードバック機能

https://hodai.globis.co.jp/

コミックラーニング

コミックラーニングは、2021年から提供されている比較的新しいサービスで、コミック教材に特化したeラーニングです。
一般的な、イラストや映像、解説などを組み合わせた教材と違い、キャラクターによるストーリーが展開されるため、学習者を飽きさせません。
状況や心情がイラストとセリフで表現されるため分かりやすく、理解度が高まります。

自社オリジナルのコミックも制作できるため、キャラクターに共感しやすく学習が身に付きやすい教材の提供が可能です。

コミックラーニングのおすすめポイント

  • ・ストーリーがあり分かりやすい
  • ・オリジナルコミックも制作可能

https://lp.comiclearning.jp/top


6.まとめ

この記事では、クラウド型eラーニングの特徴やメリット、おすすめのeラーニングなどを解説しました。
クラウド型は、費用は安く運用業務などの負担も少ないため、気軽にeラーニングの導入ができます。

eラーニングは、社員教育やスキル習得など、企業において様々な場面で活躍します。
今まで研修等にかかっていた時間や労力を大幅に軽減し、教育の効率化と学習効果の向上に大いに貢献してくれるでしょう。

自社の求める学習内容や運用スタイルに合ったeラーニングはどのようなものか、経験豊富な専門業者に相談するなどプロの目線を参考にするのも失敗しないコツです。
クラウド型eラーニングの特徴やメリットをよく確認し、自社に最適なeラーニングを選定しましょう。


この記事を書いた人
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i-netschool 編集担当

i-netschoolはeラーニング事業歴20年以上。これまでのノウハウをもとに、eラーニングに関するお役立ち情報を発信しています。

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