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コラム
eラーニングの使い方を理解して、受講者の学習効果を高める方法
パソコンやタブレット、スマホを利用した効率的な学習方法として、eラーニングは多くの分野で導入されています。
コロナ禍以降、リモートワークの普及やオンライン研修など、eラーニングの需要は一気に高まりました。そのため、受講者に向けてeラーニング運用・配信を考えている企業も多くなっているのではないでしょうか。
この記事では、eラーニングの使い方を理解して受講者の学習効果を高める方法を解説します。
eラーニングについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください。
関連記事:eラーニングとは?システム選び~教材制作まで徹底解説!
【CONTENTS】
1.eラーニングの使い方
eラーニングを使うと、どのようなことができるのでしょうか。
eラーニングをより効果的なものにする為には、企業は管理者側のみでなく、受講者側の使い方も把握することも大切です。ここからは、管理者と受講者それぞれの目線で使い方を解説していきます。
管理者側|eラーニングの使い方
まずは、管理者側の立場におけるeラーニングの使い方について解説していきます。
学習計画の立案
最初のステップとして、受講者に向けて今後の学習計画を立案します。
受講者に対して、具体的にこれからどのような研修・教育を提供する必要があるのかを整理し、学習のゴールやスケジュールなどの計画を立てていきます。
受講者の登録
受講者の基本情報を登録します。
eラーニングでは受講者の情報管理を一元化できるため、運用がスムーズになります。
教材の作成・登録
授業や講義を収録したり、教材資料(PowerPointなど)やテスト問題を作成します。
教材作成について以下の記事で詳しく解説しています。
>>eラーニングの作成方法は?教材作成の流れやポイントを解説!
コース登録
作成した教材資料やテスト問題を、各コースに登録していきます。教材の登録が完了しコースが完成したら、受講させるユーザーとの紐づけを行います。
受講管理
受講者の学習進捗を確認します。受講者別やコース別での学習進捗や成績の閲覧もできます。
受講者へのフォローアップ
受講者からの質問や問い合わせに対応したり、学習進捗の芳しくない受講者へメールを送信するなどのフォローアップを行います。
質問や問い合わせに未対応の場合、その都度画面に表示して対応を促す機能を備えたシステムもあります。
受講者側|eラーニングの使い方
次に、受講者側の立場におけるeラーニングの使い方について解説していきます。
講師やスクールからの連絡を閲覧する
講師やスクールからのさまざまな連絡や課題提出の指示などを閲覧できるため、受講者は何をしてどのような行動を取ればよいかが明確になります。
学習計画を立てる
どのような日程でどの講義を受けるかなど、受講者は自分自身で学習スケジュールや履修計画を立てていきます。自宅や外出先など、好きな場所で学習できるメリットがあります。
インプット学習
テキスト教材で学ぶことや、音声や映像ナビゲーション付きの動画教材における講義の視聴が可能です。近年ではライブ配信ツールも一般化しており、リアルタイムでオンライン上での学習も可能になってきています。
アウトプット学習
受講者は、インプットだけでなくアウトプットすることで、より知識を定着させることができます。
テストや課題の提出・添削などもシステム上でできるため、管理者との連携もスムーズに行うことができます。
2.eラーニングの学習効果を上げる方法
eラーニングの学習効果を上げるためには、管理者はどのような点を意識すればよいのでしょうか。より良いeラーニングにするためのポイントを解説します。
1.学習時間
人間の集中力の持続時間は限度があり、15分・45分・90分といろいろな説が唱えられています。特にeラーニングはずっと画面を見て受講するため、集中力が保ちにくいことも考慮し、1セット15分~30分を目安に休憩をはさみながら1日の学習時間を60分〜90分程度にすることをおすすめします。
eラーニングはWebにアクセスできる環境下であればどこでも学習が可能ですので、1つの教材が長すぎない方がすきま時間をみつけて学習しやすくなります。また、十分な休息時間を確保することもeラーニング効果を上げることに繋がります。
2.学習目標を明確にする
eラーニングは、受講者自身が自由に学習ペースを決められるため、工夫をしないとモチベーションの維持が難しくなる可能性があります。途中で挫折しないようにするためにも、最終的な到達地点や受講者が習得すべきスキルなど学習目標を明確にし、受講者へ共有しましょう。
3.最適なコンテンツを選定する
学習目標が明確になったら、最適なコンテンツを選定しましょう。
eラーニング教材を提供している企業は多く、さまざまなジャンルの学習コンテンツが用意されています。
サブスクや学び放題などのプランも多くなっていますが、ただ闇雲に受講させれば良いというわけではありません。
学習目標は達成できる内容か、受講者が学習しやすい教材かを確認した上で、コンテンツを選択するようにしましょう。
4.さまざまなデバイスに対応させる
eラーニングは、さまざまなデバイスに対応できるシステム・教材がおすすめです。パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット端末でも学習可能のため、通勤中の電車内や休憩時間などのすきま時間でも有効活用できます。
時間や場所が自由なだけでなくデバイスが限定されることもないため、受講者自身のペースで学習を進められるでしょう。
5.アウトプットができる環境を作る
eラーニングで受講した内容を学んで終わりにするのではなく、定期的にアウトプットできる環境を作ることが必要です。eラーニングは、一人で学ぶ機会が多くなるため、学んだ内容を受講者の言葉に置き換えて他人に説明できるようになることも理解度を深める上で有効です。
例えば、理解度テストを実施したり、講義レポートの提出を求めたりするなど、受講者にアウトプットの機会を与えていきましょう。
6.オフラインの学習の場を提供する
eラーニングは便利な学習ツールではありますが、実践的な演習や受講者同士のコミュニケーションといった点は、オフラインでのフォローが必要となります。
オンライン学習だとどうしても受け身になりがちなので、オフラインで学習できる環境があるとより理解を深められるでしょう。
eラーニングとリアル研修を組み合わせたブレンディッドラーニングの実施や、講師や受講者によるオフライン交流会などがおすすめです。
人との情報交換やコミュニケーションを通じてモチベーションの向上につながる可能性が高くなるでしょう。
3.まとめ
この記事では、eラーニングの使い方を理解して受講者の学習効果を高める方法を解説しました。
eラーニングは、管理者側と受講者側それぞれ使い方が異なります。管理者はeラーニングの使い方を理解して、受講者の学習効果を高めるための方法を考えていく必要があります。
eラーニングの学習効果を上げるためには、下記の6つのポイントを意識することが必要です。
- ・受講者が集中力を保てるよう、学習時間を意識する
- ・学習目標を明確にして、最終的な到達地点を決める
- ・目標達成のための最適なコンテンツを選定する
- ・さまざまなデバイスに対応させる
- ・アウトプットができる環境を作る
- ・オフラインの学習の場を提供する
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