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2024.03.25

システム

【事例あり】eラーニングの導入効果は?より効果を高めるポイントも解説!

せっかくeラーニングを導入するのであれば、学習効果が高く企業での実務や学校教育に役立つものを導入したいですよね。
eラーニングの学習効果を高めるには、管理者側、学習側それぞれの目線に立って、学習効果を高めるためのポイントを押さえることが重要です。

今回は、eラーニングの導入効果を高めるためのポイントや管理者側と学習者側それぞれのメリット、実際の導入事例をご紹介します。受講者に向けてeラーニング運用や配信を考えている企業担当者の方はぜひ最後までご覧ください。

1.eラーニングとは?

eラーニングとは、パソコンやタブレットなどのデバイスを利用し、インターネットを活用して行う学習形態のことです。集合研修とは異なり、パソコンやスマホ、タブレットなどの端末を使用して個人で学習を進めることができます。
従来の集合研修では、場所や講師の確保、受講者のスケジュール調整など、研修を行うための調整に手間がかかりましたが、eラーニングシステムを導入することにより、効率的に学習を進めることができます。

また、eラーニングは個人のペースで学習を進められるため、学習者の理解度に応じて自由に復習ができるなど自由度が高めです。そのため、企業の研修だけでなく、学校や塾など教育現場など活用の幅は広がっています。

eラーニングについてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>eラーニングとは?システム選び~教材制作まで徹底解説!


2.管理者側|eラーニングの導入効果は?

eラーニング導入の管理者側の効果_

ここからは、eラーニングを導入する効果の中でも、管理者側に与える効果についてご紹介していきます。

  • ・業務の効率化
  • ・コストの削減
  • ・自主学習を促進できる
  • ・リスキリングに活用できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

業務の効率化ができる

従来の集合研修の場合、場所の確保や講師への依頼、スケジュール調整など、調整しなければいけないことが多く、業務量が多いことが課題でした。
しかし、eラーニングを導入すれば、これらの調整などは不要になります。
eラーニングのコンテンツを用意すれば、受講者がパソコンやスマホを使って自分のペースで研修を受けることができるため、管理者の業務負担を減らすことができます。

コストが削減できる

集合研修や全体授業など、コストや手間がかかる研修や授業を行ってきた企業の場合、eラーニングを導入することがコスト削減につながる場合があります。

コスト削減を目的としたeラーニングの導入の場合は、現在どこにコストがかかっているか確認することから始めます。受講者を研修場所に集合させるための交通費や宿泊費、外部講師を招くための費用、教材費など、研修にかかっている費用の総額を出します。総額を集計したら、eラーニング導入にかかる費用と比較し、コスト削減になるか確認しましょう。

eラーニング導入の相場はこちらの記事を参考にしてください。
>>eラーニング導入の費用相場は?導入のポイントも併せて解説

自主学習の促進ができる

eラーニングは集合型研修や全体授業と違い、パソコンやスマホなどを使用して一人で学習することができます。そのため、自主学習を促進しやすいというメリットがあります。
以下は、企業教育での一例です。

新入社員の場合、先輩社員が教育を担当するケースは多くあるかと思います。先輩社員は自身が抱えている業務をしながら教育をするため、どうしても新入社員には手空きの時間ができてしまうことでしょう。
eラーニングを導入していれば、「空いている時間はeラーニングで自主学習をしておいてください」という風に指示することができ、無駄な時間の削減ができます。

フォローアップがしやすくなる

eラーニングには受講者の受講状況や成績が把握できる「成績管理機能」が付いています。
成績管理機能を使用すれば、「受講者がどこを理解できていて、どこを理解できていないのか」をすぐに確認でき、理解できていない箇所を集中的にフォローすることも可能になります。

リスキングに活用できる

企業でeラーニングを活用して教育をする場合、リスキリングにも役立ちます。
現在AIなどの普及により、DX化に対応できる人材不足を解消するため、補助金制度も拡充されており、リスキリングが注目を集めています。

eラーニングは、受講者が学習するべき内容を選び、その内容を実務に繋げることが求められます。eラーニングによるリスキリングが社内に定着することにより、自律型人材の育成にもつながることが期待できます。


3.学習者側|eラーニングの導入効果は?

eラーニングの導入効果

続いて、学習者側にとってのeラーニングを導入するメリット、管理者側がそのために気をつけるポイントなどをお伝えしていきます。
学習者側のメリットは以下の通りです。

  • ・受講のハードルが下がる
  • ・反復学習による知識の定着
  • ・個人に合わせて学習を進めることが可能

それぞれ詳しく見ていきましょう。

受講のハードルが下がる

eラーニングは、集合研修などのある程度まとまった時間が必要な学習方法に比べて、短い時間でパソコンやスマホがあれば手軽に学習できるので、受講のハードルを下げることができます。

より受講のハードルを下げるには?

さらに受講のハードルを下げたい場合は、eラーニングのコンテンツにも工夫が必要です。
1つ1つのコンテンツは短めに作成し、少しの空き時間でも学習を進められるようにします。
また、短めのコンテンツを組み合わせて講座を作成することで、集中力防止にもつながります。わかりづらい箇所はアニメーションを使うなど、受講者が理解しやすいように工夫することも重要です。

反復学習で知識の定着率が向上する

eラーニングは、個人の理解度に合わせて「同じところを何度も学習する」「後から復習をする」のように、反復学習が簡単にできるというメリットがあります。研修や授業を1度受けるよりも、eラーニングで反復学習をする方が知識が定着しやすいという効果があります。

ただし、受講者が一人でeラーニングで学習を進めても、どうしても理解できないというケースも考えられます。管理者は、受講者がeラーニングで受けたテスト結果などを参考に、適切なフォローを行うようにしましょう。

個人に合わせた内容で学習効果が向上する

eラーニングは、個人に合わせて必要な学習コンテンツを選んで提供することが可能です。
例えば、「新入社員には基礎的な内容」「中堅社員には応用的な内容」「管理者向けにはマネジメント系の内容」のように、受講者の段階に合わせて内容を選ぶことができます。

また、学校教育の場合は、eラーニングの難易度も生徒の習熟度に合わせて選べるようにしておけば、個人のレベルに合わせた学習内容が提供でき、より効果的に学習を進めることができます。

個人のレベルに合わせた学習内容にすることで、
「全くわからない…」
「もう知っている内容ばかり…」
のような非効率な学習が避けられるので、学習効果の向上も期待できます。


4.eラーニングをより効果的にするには?

eラーニングをよく自効果的にするには

eラーニングをより効果的なものにするために、管理者側でできることは複数あります。

  • ・テストやアンケートなどを実施して、一方的なインプットだけで終わらせない
  • ・学習進捗や習熟度に合わせてフィードバックやフォローアップを行う
  • ・学習内容に合わせてeラーニング以外の学習と組み合わせて研修を行う など

eラーニングは、知識を習得するような研修には向いている学習方法ですが、実践的な内容となるとどうしても学習できる内容に限界があります。
そこで、eラーニングで学習した知識を活かせる実践研修と組み合わせることでより学習効果を高めることができます。

以下では、eラーニングの選び方から導入、コンテンツ作成、そして運用までのポイントを詳しく紹介しておりますのでご覧ください。
>>学習効果を高めるeラーニングのポイント<選び方・教材作成・運用まで>徹底解説!


5.eラーニング導入で効果が出た事例

ここからは、実際にi-netschool(アイネットスクール)のeラーニングシステム「Learning Tracker」の導入企業さまを参考に、効果が出た事例を紹介します。

eラーニングを活用した安心運転教育

1社目にご紹介するのは、「大阪ガス・カスタマーリレーションズ株式会社」様です。

eラーニング導入の背景として、「社員の安全に対する意識や知識を高め、自己災害の発生を未然に防ぎたい」という目的がありました。
また、受講者にあたる社員は事務所への出社機会が少ない場合も多く、集合研修を行うことは難しいというお悩みをお持ちでした。

そこで、安全運転に関する社員教育の内容を、eラーニングのコンテンツとして作成し、事務所に出社しない社員にも受講しやすい環境を整備。

eラーニングを活用することで、事務所に出社しない社員も、それぞれ空き時間を利用して学習を進めたことにより、安全意識を向上させることに成功し、社内アンケートもeラーニングで実施が可能になったことにより、配布や回収、集計も自動化され、効率的に運用できるようになりました。

https://web.i-netschool.com/works/1326011_14553.html

通信制高校さま向け学習サイトの構築

次に、ご紹介するのは「ユーネットワーク株式会社」様です。

通信制高校様から、「Web上で授業の受講や課題提出ができるシステムを構築したい」という要望があり、eラーニングを導入されました。また、学習サイトだけでなく、インフラ環境も用意し、既存システムである学籍管理システムとの連携も希望されていました。

複数のご要望があったため、「Learning Tracker」をベースに、学校様向けにeラーニングシステムのカスタマイズを実施。

オンラインでの授業やレポート課題を完備し、生徒1人1人に合ったレベルやペースで、「いつでもどこでも学習ができる」システムを実現することにより、生徒が学習しやすく、先生や保護者が簡単に管理できる環境を構築することに成功しました。

https://web.i-netschool.com/works/1324896_14553.html

>>eラーニングシステム「Learning Tracker」の詳細はこちら


6.まとめ

今回は、eラーニングを導入する効果についてご紹介してきました。
eラーニングを導入する効果は、管理者側、受講者側に分けて考える必要があり、受講者側の効果については管理者側でいくつか工夫するべきポイントがあります。
eラーニングを導入することによる「管理者側」への効果は以下の通りです。

  • ・業務の効率化が図れる
  • ・コストの削減につながる
  • ・自主学習を促進できる
  • ・リスキリング活用ができ、自立型人材の育成にもつながる

また、eラーニングを導入し受講者により良い学習効果を与えるために、管理者が気をつけるポイントは以下の通りです。

  • ・コンテンツを短くするなど、受講のハードルを下げる工夫をする
  • ・成績管理機能などを利用し、受講者の学習進捗を確認した後必要があればフォローを行う
  • ・学習する内容については、eラーニングと実践研修を組み合わせるなどブレンディッドラーニングを行う

eラーニングの導入効果を得るために、今回ご紹介したポイントに注意し、管理者側、受講者側両者にメリットのあるeラーニングの導入を目指しましょう。


この記事を書いた人
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i-netschool 編集担当

i-netschoolはeラーニング事業歴20年以上。これまでのノウハウをもとに、eラーニングに関するお役立ち情報を発信しています。

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