Column

Column

コラム

  • TOP
  • コラム
  • 無料で利用できるeラーニングシステムをご紹介!無料版の注意点も詳しく解説

2024.02.20

システム

無料で利用できるeラーニングシステムをご紹介!無料版の注意点も詳しく解説

eラーニングは、集合型研修のように場所を用意したり、スケジュールの調整をすることなく、個々で好きなタイミングに学習ができるため、近年取り入れている企業も増えてきています。
しかし、eラーニングを実施するためのシステムやサービスは種類が豊富で、どれを選べばよいかわかりづらく、導入に不安を抱く企業も少なくありません。今回は、無料でお試しできるeラーニングシステムについて解説します。
「eラーニングシステムを導入したいけれど、何を選べばよいかわからない」という企業の担当者様はぜひ最後までご覧ください。

【関連記事】
eラーニングとは?システム選び~教材制作まで徹底解説!
eラーニングシステム(LMS)とは?システムの種類や導入の流れを解説!

1.eラーニングシステムを無料で利用する方法はある?

eラーニングを無得ようで利用する方法

はじめに、「eラーニングシステムを無料で利用する方法はあるのか」という点ですが、結論からお伝えすると無料で利用する方法はあります。

  • ①無料プランのあるサービスを利用する
  • ②自社でeラーニングシステムを開発する
  • ③オープンソース型のシステムを利用する

①の無料プランがあるサービスを利用すれば費用をかけずにeラーニングを実施できます。ただし、無料で使えるeラーニングシステムには、利用人数や利用期間に制限がある場合やセキュリティ対策が不十分である場合など、長期的に使用するには不便な点もあります。

そういった利用制限がかかると困るという場合は、自社でeラーニングシステムを開発したり、オープンソースで提供されているソフトウェアを活用して、自社用にカスタマイズして使用することもできます。
しかし、自社でシステムを開発する場合、システム構築ができる人材が必要となり別のハードルが生まれてしまうため注意しましょう。


2.無料で利用できるeラーニングシステムの注意点

無料で利用できるeラーニングの注意点

eラーニングシステムの中には、無料で使用できるものがあるとお伝えしました。 ただし、無料で利用できるeラーニングシステムには、以下のデメリットがあります。

  • ・利用人数に制限がある
  • ・利用期間に制限がある
  • ・セキュリティ対策が不十分なことがある
  • ・広告表示がされる場合がある
  • ・操作しづらい場合がある
  • ・必要なサポートが受けられない場合がある

デメリットや注意点について、順番に詳しく見ていきましょう。

人数制限がある

まず、無料のeラーニングシステムには人数制限が設けられている場合があるという点です。制限が厳しいものだと利用人数は10人までですが、100人近くまで利用できるものもあり、利用できる人数は様々です。
せっかく手間をかけて導入したとしても、利用人数に制限があると、将来的に従業員が増えた時には対応できなくなり、再度システムを導入し直す必要が出てしまいます。 そのため、無料のeラーニングシステムを選ぶ際は、利用人数制限も必ず確認しておきましょう。

利用期間の制限がある

無料で利用できるeラーニングシステムの中には、「開始から1〜2ヶ月程度は無料で利用できます」というものもあります。継続的な使用はできませんが、「まずはeラーニングシステムがどのようなものなのか試してみたい」という方は、利用期間の制限があるeラーニングシステムを検討してみてもよいでしょう。
その際は、無料期間が過ぎた後も継続することを考えて、利用料金や有料プランの詳細など、必要な情報を事前に確認しておきましょう。

利用できるコンテンツの制限がある

搭載された学習コンテンツを使用する場合、無料版のeラーニングシステムだと利用制限がかかるケースがあります。例えば、無料で試せるコンテンツは最初の1つ2つのみで、それ以外のコンテンツを利用する場合は有料、など。

セキュリティ対策が不十分な場合がある

無料で利用できるeラーニングシステムの中には、セキュリティ対策が不十分な場合もあるため注意が必要です。
機密情報や個人情報はむやみやたらと入力しないなど、使用する際は十分に気をつけるようにしましょう。

広告表示がされる場合がある

無料で利用できるeラーニングシステムの中には、学習中に広告が表示されるものもあります。せっかく集中して学習をしていても、途中で広告が入ってしまうと気が散って学習効率が落ちてしまいます。
無料版なので、ある程度は仕方がないとは感じても、継続的な利用には適しませんので、注意が必要です。

満足のいく操作ができない可能性がある

「無料で利用できる」ということもあり、必要な操作ができない場合やカスタマイズができないeラーニングシステムも多くあります。 また、動作が重い、見づらいなどの操作性に不満が出てくる場合もあります。

サポート体制が不十分な場合がある

無料版のeラーニングシステムでは、あくまで無料でお試し可能という点から、提供している企業側も力を入れていないことが多く、必要なサポートを受けられない場合があります。 無料とはいえ、サポートがないことで上手く利用できない可能性もあるため、不便に感じることもあるでしょう。
「最初の1〜2ヶ月無料のお試しプランからスタートし、その後有料に切り替えを検討している」などの場合は、サポート体制がしっかりしているかを確認しておくとよいでしょう。


3.無料プランがあるeラーニングシステムは?

無料プランがあるeラーニング

ここからは、無料プランがあるおすすめのeラーニングシステムを3つご紹介します。 どのようなシステムなのかや、無料期間、利用人数の制限、システムの特徴などの気になるポイントをまとめていますので、無料のeラーニングシステム選びに迷っている方は参考にしてください。

大塚商会のビジネスeラーニング

システム提供会社名

株式会社大塚商会

無料利用期間

無制限

利用可能人数

無制限

システムの特徴

・大塚IDの登録が必要

・基本的な社会人スキルを学べる教材コンテンツ

・何度受講しても無料

有料版の有無

まず1つ目は、株式会社大塚商会のeラーニングシステムです。
大きな特徴として、無料で登録できる大塚IDに登録をすれば、人数や利用期間に制限がなく何度でも利用できるという点です。学習コンテンツは、テレワークスキルや基本的なビジネスマナー、ハラスメントなど社会人に必要な内容です。また、1講座10分以内で終わる内容に加え、確認テスト機能もあるため、簡単に習熟度のチェックができます。
しかし、無料版では受講者の学習進捗やテスト結果などを管理する機能はついていません。 有料版にアップグレードすれば、リアルタイムで受講履歴を確認できます。

learningBOX

システム提供会社名

learningBOX株式会社

無料利用期間

無制限

利用可能人数

10アカウントまで

システムの特徴

・作成した教材を販売できるEC機能を除く全ての機能が使える

・1教材あたりのファイルアップロードは30MBまでなど制限がある

・クイズや暗記カードの作成など自社に合った学習コンテンツの作成が可能

有料版の有無

2つ目のおすすめなeラーニングシステムは、learningBOX株式会社が提供するlearningBOXです。
learningBOXの無料プランでは、管理者アカウントを含む10アカウントまでと少ないものの、期間の制限はなく無期限で利用できます。また、有料プランとほとんど同じ機能を使えるため、容量の制限はありますが自社にあった学習コンテンツを作成できます。
無料プランで使用して、使いやすさなどを確認し、アカウント数を増やしたい場合や学習コンテンツの容量が足りない場合などは、後から有料プランに乗り換えることもできます。

AirCourse

システム提供会社名

KIYOラーニング株式会社

無料利用期間

30日間

利用可能人数

無制限

システムの特徴

・自社のオリジナル学習コンテンツを作成できる

・動画教材のアップロードができる

・既存の動画学習コンテンツが豊富

有料版の有無

最後にご紹介するのが、KIYOラーニング株式会社のAirCourseです。無料期間は30日と短めですが、使いやすさにも定評があり、自社に合った学習コンテンツを作成できるかを確認するには十分な長さではないでしょうか。
自社作成の学習コンテンツに加え、既存の動画学習コンテンツがあり、無料プランでは一部のコースを受講できます。


4.安心・快適に使いたい場合は、「有料版」もおすすめ

ここまで、無料で利用できるeラーニングシステムについてご紹介してきました。無料のeラーニングシステムは、利用期間や利用人数、学習コンテンツの容量などに様々な制限があります。 お試しとして無料版を使用する分には問題ありませんが、永続的に無料プランを使用するにはやや難しい面があります。
そこで、ここからは安心・快適にeラーニングシステムを使いたい方に向けて、有料版のeラーニングシステムについてもご紹介していきます。

有料版「eラーニング」のメリット

無料のシステムではなく、有料版のeラーニングシステムを使う理由となるメリットは以下の通りです。

  • ・人数制限がない
  • ・利用期間の制限がない
  • ・コンテンツの制限がない
  • ・簡単に利用できる
  • ・セキュリティレベルが高い
  • ・サポートがしっかりしている 

有料版のメリット①|人数制限がない

無料のeラーニングシステムの中には、利用人数の制限がないものもありますが、「10人まで」などの人数制限があるものもあります。
有料版のeラーニングシステムは、利用するプランによりますが、利用人数の制限がなく数千人、数万人規模の企業でも問題なく利用できます。
また、組織ごとに受講する学習コンテンツを変えられるため、柔軟なカスタマイズができることもポイントです。

有料版のメリット②|利用期間の制限がない

2つ目のメリットは利用期間に制限がないことです。無料のeラーニングシステムの中には、利用開始から一定期間しか使うことができないものもあります。 有料版のeラーニングシステムであれば、期間の制限はなく永続的に使用できます。
せっかく時間をかけて自社に合うシステムを探したのであれば、長く活用できるシステムがよいでしょう。

有料版のメリット③|コンテンツの制限がない

無料版のeラーニングシステムと有料版の大きな違いの1つは、コンテンツの制限の問題です。
無料版の中には、
・特定のコンテンツしか使用できない
・オリジナルの学習コンテンツをアップロードできない
・容量制限により必要な内容をすべてのコンテンツを入れられない
などの制限があるものもあります。

一方で、有料版においてはこのようなコンテンツの制限はなく、必要に応じてコンテンツを増やせることで、自社にとって必要なコンテンツを自由に組み合わせて講座を構成できるのが魅力です。

有料版のメリット④|専門の知識がなくても簡単に利用できる

有料版のeラーニングシステムは、専門知識がなくても簡単に利用できる操作性の高いものが多いという特徴があります。基本的には、必要な機能が備わったパッケージ化されたシステムを導入するだけでeラーニングが利用できるので、エンジニアの確保や自社でシステムを構築する必要はありません。

有料版のメリット⑤|セキュリティレベルが高い

無料のeラーニングシステムの中には、セキュリティ対策が不十分で、個人情報や機密情報を取り扱うには不安なシステムもあります。その点、有料のeラーニングシステムはシステムを提供している会社がしっかりセキュリティ対策を行っているため、安心して利用できます。

有料版のメリット⑥|サポート体制がしっかりしている

サポート体制は無料版と有料版で大きな差が出るポイントです。無料では受けられないサポートも、有料版のeラーニングシステムであれば、サポートを受けられることが多いです。
中には、運用自体すべておまかせできるサポートであったり、オリジナルの教材作成をサポートしてくれるサービスがついているシステムなどもあります。必要なサポートは企業ごとに異なるため、提供されているサポートが自社に合っているかどうか、導入前にしっかり確認しておくことも大切です。


5.初心者にもおすすめのeラーニングシステム

ここまで、無料のeラーニングシステムについてや、有料版を利用するメリットについて紹介してきました。 i-netschoolでも無料で利用できる期間を設けており、かつ初心者にもおすすめできるeラーニングシステムをご提供しています。

システム名

Learning Tracker(ラーニングトラッカー)

無料利用期間

1ヶ月間

有料版

i-netschoolの特徴は以下の通りです。

万全のセキュリティ

Daigasグループに所属する弊社が提供するeラーニングシステムで、インフラを支える企業グループとして、高水準のセキュリティ対策を実施しています。
そのため、eラーニングシステムを選ぶ際にポイントとなる「セキュリティ対策がしっかりされているか」については問題がなく、個人情報の管理が万全で安心して利用できます。

サポートが手厚い

i-netschoolは、運用を丸投げできる手厚いサポートを用意しているため、導入後に必要となる「ユーザ管理」や「システムの問合せ対応」などの業務も代行しています。 時間がかかりがちなユーザー管理や問い合わせ対応の代行により、忙しい担当者の方でも利用しやすいシステムです。

オリジナル教材の作成もサポート

i-netschoolは、企業ごとに必要となるオリジナル学習教材の作成もサポートしています。 これまでに500コース以上の教育コンテンツを制作してきたノウハウを活かし、担当者様のニーズに合わせて、学習効果の高い教材の提案〜制作までをすべてサポートします。

使いやすい操作性

必要な機能を厳選しシンプルなシステムを構築しています。eラーニングシステムを初めて使う方でも、直感的に操作しやすく、誰でも使いやすいシステムが特徴です。

>>Learning Trackerの詳細はこちら


Learning Trackerを無料で試す


ここでご紹介したi-netschoolの他にも、おすすめのeラーニングシステムを知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>eラーニングシステム比較表・おすすめ5選|選び方も徹底解説


6.まとめ

この記事では、無料で利用できるeラーニングシステムについてご紹介してきました。無料のeラーニングシステムには、以下のような注意点やデメリットがあります。
  • ・利用人数や期間に制限がある
  • ・利用できるコンテンツに制限がある
  • ・システムとして使いづらいものもある
  • ・セキュリティ対策が不十分な場合もある
  • ・必要なサポートが受けられない場合もある

無料でお試し利用できるのは大変便利ではありますが、使いづらい点も多い無料版。 「いつかは本格的にeラーニングシステムを導入し、継続的に使っていきたい」と考えているのであれば、やはり有料のシステムを導入するのがおすすめです。


この記事を書いた人
i-netschoolロゴ
i-netschool 編集担当

i-netschoolはeラーニング事業歴20年以上。これまでのノウハウをもとに、eラーニングに関するお役立ち情報を発信しています。

〇eラーニングシステム(LMS)はこちら
〇eラーニングコースこちら
〇eラーニング教材制作こちら