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2023.12.14

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企業向けeラーニングシステムおすすめ8選。選び方も詳しく解説

社内研修や資格講座など、多くの場面でeラーニングが活用されています。
企業向けのeラーニングでは、新人研修やコンプライアンス研修など、幅広い分野の学習を行い、社員の知識習得をサポートします。
一ヶ所に社員を集めて研修や講義を行う従来のスタイルと比べて、時間や準備の手間、人員も削減でき効率よく社員教育が行えるため、コロナ禍以降は特に需要が高まっています。
企業向けのeラーニングの種類を理解し、自社に最適なeラーニングシステムを検討してみてください。

eラーニングのメリット・デメリットや導入する目的はこちらの記事で紹介しています。
>>eラーニングとは?システム選び~教材制作まで徹底解説!

1.企業向けeラーニングの種類

企業向けeラーニングの種類

企業向けのeラーニングは、搭載しているコンテンツや機能により以下の4つに分類されます。

  • ・【汎用型】汎用型のコースを提供しているeラーニング
  • ・【特化型】特化型のコースを提供しているeラーニング
  • ・【活用支援型】自社オリジナルの教材を配信するeラーニング
  • ・【作成支援型】教材の作成機能を備えたeラーニング

それぞれのeラーニングの特徴や、どのような企業での導入に適しているかを見ていきましょう。 

【汎用型】汎用型のコースを提供しているeラーニング

汎用型のeラーニングは、ビジネスマナーやコンプライアンス、個人情報の取り扱いなど、一般的な企業の社員に必要な知識やスキルなどを中心としたコンテンツが豊富です。
新入社員研修や管理職研修などの階層別教育や、部門や業種に応じた社内教育用のコンテンツも充実しています。
基礎的な知識やスキルに関する教育をすぐに開始したい企業や、自社で教材を作成することが難しい企業におすすめです。

汎用型のメリット

多種多様なコンテンツから自社にとって必要な教材を選択できることが挙げられます。
一般的な内容の学習であれば、サービス提供会社の取り扱うコンテンツでカバーできるため、自社で教材を作成する必要がありません。
また、特別なコンテンツの追加や情報の更新などが不要な場合は、比較的短期間で導入ができ、導入後の運用が容易であることも管理者にとって大きなメリットといえるでしょう。

汎用型のデメリット

デメリットは、自社の業務や行いたい学習内容が特殊な場合、適したコンテンツがなかったり、カスタマイズが難しかったりすることです。
eラーニングを導入するにあたって、自社に必要なコンテンツが揃っているのかを事前に確認しておく必要があります。


【特化型】特化型のコースを提供しているeラーニング

特化型のeラーニングは、特定の業種や分野に特化したコンテンツを提供するタイプのeラーニングです。
例えば、情報セキュリティやITスキル、医療や介護といった、専門性の高い分野における知識や技術の習得を目的としています。

eラーニングによる学習を通じて、自社の業界や分野に関連する知識を深めたい企業や、専門領域の教材作成が難しい企業に適しています。

特化型のメリット

自社の業務や特性にマッチした教材が利用できることです。専門的な知識やスキルを高める学習を効率的に行うことができ、社員のスキルアップをサポートできます。

特化型のデメリット

専門的であるがゆえに、業種によっては教材の数や種類が限られている場合があることです。 導入の際には、教材の内容や質を確認しておくといいでしょう。 


【活用支援型】自社オリジナルの教材を配信するラーニング

活用支援型のeラーニングは、自社オリジナルのeラーニング教材を配信する前提でeラーニングシステムを提供しています。
自社教材の配信や学習の進捗管理、アンケートやテストの実施など、学習効果の確認と向上が主な目的です。

活用支援型のメリット

今あるコンテンツを配信できることや、自社独自のマニュアルや製品知識などの教育に活用できる点です。

活用支援型のデメリット

デメリットとして、配信する教材の作成・準備が必要なことです。アップロードできるファイルの形式が異なるケースもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。


【作成支援型】教材の作成機能を備えたeラーニング

作成支援型のeラーニングは、自社でコンテンツの作成や編集ができる機能を備えたタイプです。
頻繁に教材の更新が発生したり、新しい教材の配信を行いたい企業に適しています。

作成支援型のメリット

自社のニーズに合わせたeラーニング教材が作成できたり、更新や修正をスムーズに行えることが、最大のメリットです。

作成支援型のデメリット

デメリットは、教材作成に時間や労力が必要なことや、自社作成では教材の質や効果が保証されないことが挙げられます。 

最近ではeラーニングコースを提供しつつ、オリジナルの教材配信にも対応しているシステムもあります。自社で導入したい目的と機能をよく比較して選択しましょう。


2.企業向けeラーニングシステムの選び方

企業向けeラーニングシステムの選び方

eラーニングを導入するにあたり、何をポイントにeラーニングシステムを選ぶかで選択肢が変わってきます。ここでは、企業向けのeラーニングシステムの選び方を解説します。

無駄のない費用で進められるか

eラーニングシステムを導入するにあたり、費用面は企業にとって大きなポイントです。
社内で定めた予算内で選択することは重要ですが、「費用を安価に抑える」ということを重視するのではなく、「無駄なコストがかかっていないか」に着目する必要があります。

一般的なクラウド型eラーニングは、利用する人数やコンテンツの量に応じて月額料金が異なります。
例えば、eラーニングのサブスクで1番提供コースの多いものを選んでも、受講したいコースが限られていたり、手に余るようであればコストも無駄になります。

自社のeラーニング導入の目的が達成できるシステムを、どれだけ費用を無駄にすることなく利用していけるかが重要です。

費用に無駄がないか、次の項目でチェック!

  • ☐ 初期費用や運用コストが明確か
  • ☐ 利用期間や回数に応じて、プランなどを柔軟に変更できるか


教材(コンテンツ)の種類・品質に問題がないか

教材を重視してeラーニングシステムを選ぶ場合、自社の目的に合った教材が揃っているかを確認しておく必要があります。
せっかく費用をかけてeラーニングを導入しても、受けたい教材が充実していなければ十分な学習効果が得られません。

また、企業によっては教材に事例や社内ツールを追加したい企業もあるでしょう。 そういう場合は、教材のカスタマイズが可能なeラーニングを選ぶのがおすすめです。

高い学習効果を得るためには、教材の品質も確認したうえで選択したいところです。 各社、サンプルの提供や無料トライアルなども行っています。 様々な教材を試用してみてから選択するのも、失敗しないeラーニングシステムの選び方のコツです。

教材に関しては、次の項目をチェック!

  • ☐ 自社にマッチした教材が充実しているか
  • ☐ 教材の品質や効果が十分であるか
  • ☐ 教材は必要に応じてカスタマイズ可能か  


運用しやすいシステムであるか

eラーニングシステムを選ぶ際には、システム導入後の運用についても検討しなければなりません。
自社で保有しているeラーニング教材が既にあり活用したい場合などは、スムーズに共有が可能なのか、ファイル形式の確認なども必要です。
導入後も教材を新しく作成したい場合には、作成や修正が簡潔に行えるものがいいでしょう。

学習者の管理については、学習者の所属部署などもあわせて登録できるシステムがおすすめです。 限られた部署にのみ教材を配信するなど、必要に応じた対応が容易に行えます。

また、学習者個別での進捗状況の確認や、学習効果の測定ができるテストなどの機能も重要です。
eラーニング学習により、十分な効果が得られているかを確認しながら運用できるシステムの選択をおすすめします。

運用に関しては、次の項目をチェック!

  • ☐ 教材の配信・受講がスムーズにできるか
  • ☐ 学習者の登録や割り当てが簡単にできるか
  • ☐ 学習者の学習状況を把握し、サポートができるか


eラーニングを導入する流れやポイントについて詳しく知りたい方は、こちらもご確認ください。
>> eラーニング導入を成功させるポイントは?導入前~導入後まで徹底解説


3.企業向けeラーニングシステムおすすめ8選

ここからは、企業向けeラーニングシステムのおすすめ8選をご紹介します。自社に必要なシステムの種類を理解し、選び方のポイントを押さえて選択しましょう。

Learning Tracker(i-netschool)

Learning Trackerは、i-netschoolが提供しているeラーニングシステムです。
誰にでも分かりやすいシンプルな使い方と、運用後も管理作業を代行してくれる手厚いサポートが強みです。
学習者の所属管理を細やかに行えるため、多様な組織体制や受講設定にも対応しています。

また、システムの提供だけでなく豊富な社内研修コース(教材)も提供しています。
自社オリジナルの教材を作成したい場合にも、サポートが可能です。500コース以上の教育コンテンツを制作してきたノウハウを活かし、自社の要望に沿った質の高い教材を制作します。

プライバシーマークを取得しており、個人情報保護の管理体制やサイバー攻撃への対策などセキュリティ面も充実しているので、顧客の大切な個人情報を守ります。

i-netschoolは20年以上の経験と実績を誇り、利用者数は100万人を突破しました。大阪ガス株式会社など大手企業への導入実績もあり、信頼のできるサービスを提供しています。 

システムの種類

汎用型・活用支援型

提供形態

クラウド

最少利用人数

5名~

Learning Trackerはこんな企業におすすめ

  • ・社員研修の教材を利用したい
  • ・管理はできるだけ楽にしたい
  • ・オリジナルの教材を作って配信したい

https://web.i-netschool.com/index.html


Schoo for Business(株式会社Schoo)

Schoo for Businessは、8,000本以上の学習動画が利用できるeラーニングシステムです。
階層別研修からDX研修まで幅広い分野をカバーしており、自社の実施したい研修を自由にカスタマイズできます。専門性の高い教材も多く、様々なシーンの人材育成に役立ちます。

生放送の授業配信も行われており、リアルタイムで質問やコメントができるのも特徴のひとつです。学びの楽しさを実感し、自発的な学びを促進します。

1IDあたり、月額1,500円(税抜)という料金の分かりやすさも魅力です。

システムの種類

汎用型

提供形態

クラウド

最少利用人数

20名~(10名単位で追加)

Schoo for Businessはこんな企業におすすめ

  • ・豊富な教材から選びたい
  • ・社員の学習意欲を高めたい
  • ・定額制の料金プランで利用したい

https://schoo.jp/biz


etudes(アルー株式会社)

etudesは人材育成を専門とするアルーが開発した、直感的でシンプルなeラーニングシステムです。
約20年間、人材育成研修と組織改善のためのコンサルティングを提供してきたノウハウをもとに、質の高いeラーニング教材を取り揃えています。
知識のインプットだけでなく、思考やアウトプットの行程も組み込まれた教材で、高い学習効果を発揮します。もちろん、自社オリジナルの教材作成のサポートも可能です。

初期費用は無料で、1名から利用できるのも魅力のひとつです。

システムの種類

汎用型

提供形態

クラウド

最少利用人数

1名~

etudesはこんな企業におすすめ

  • ・実践的な演習を含んだ教材を使いたい
  • ・初期費用を抑えたい
  • ・少人数で利用したい

https://etudes.jp/


SAKU-SAKU Testing(株式会社イー・コミュニケーションズ)

SAKU-SAKU Testingは、知識・技術の習熟と定着を目的とし、ドリルやテストを多く採用しているeラーニングシステムです。
テスト機能は択一・複数選択・記述・穴埋め・並び替えと、多様な形式で出題が可能なので単調にならず、集中力を高めます。
シンプルな操作性は使いやすいと高評価を得ており、幅広い世代にマッチしています。

300名以上での利用の場合は、1IDあたり330円からというリーズナブルな価格も魅力です。 

システムの種類

汎用型

提供形態

クラウド

最少利用人数

30名~

SAKU-SAKU Testingはこんな企業におすすめ

  • ・テストや問題集で知識を習得したい
  • ・シンプルな使い方のシステムがいい
  • ・ランニングコストを抑えたい

https://www.e-coms.co.jp/business/e-learning


セキュリオ(LRM株式会社)

セキュリオは、情報セキュリティ研修に特化したeラーニングシステムです。
コンテンツ数は80種類以上あり、様々な情報セキュリティ教育に対応しています。eラーニング教材による学習だけでなく、標的型攻撃メール訓練など実践的な機能も備わっており、企業と従業員の情報セキュリティ意識の向上が期待できるでしょう。
一般企業だけでなく、大学や自治体など多くの組織への導入実績があります。

申し込みからトライアル発行まで、最短でその日に完結するスピーディーな対応も特徴です。 

システムの種類

特化型

提供形態

クラウド

最少利用人数

不明

セキュリオはこんな企業におすすめ 

  • ・質の高い情報セキュリティ教育を行いたい
  • ・社員の情報セキュリティ意識を高めたい

https://www.lrm.jp/seculio/


Aidemy Business(株式会社アイデミー)

Aidemy Businessは、AIを中心としたDX人材育成・組織づくりに特化したeラーニングシステムです。
これからの時代を生き残るために、社員のAI・デジタル技術に関する知識を深め、DXに対するリテラシーを高められます。学習の進捗状況を確認することで、より積極的に学習に取り組み、DXへの関心が高いDXリーダー人材を見つけることができるでしょう。
初心者から実務経験者まで、幅広く学習できるコンテンツは180以上。目的や職種別に合わせて豊富に取り揃えられており、毎月新しいコースが追加されます。

システムの種類

特化型

提供形態

クラウド

最少利用人数

10名~

Aidemy Businessはこんな企業におすすめ

  • ・社員全体のデジタルスキルを高めたい
  • ・社内でDXを牽引できる人材を育てたい

https://business.aidemy.net/


学びばこ(株式会社テクノカルチャー)

学びばこは、PC操作に不慣れな方でも使いやすいシンプルな操作性が特徴です。
クラウド型とオンプレミス型の提供をしているため、自社に合った選択ができる点が強み。グローバル化への対応も充実しており、英語はもちろん、別料金で多言語版(中国語・韓国語)の利用も可能です。
様々なファイル形式の教材を利用でき、手持ちのPCで作成したデータもそのまま教材として活用できます。 PC・タブレット・スマートフォンからの受講が可能なため、いつでもどこでも学習に取り組めます。 

システムの種類

作成支援型

提供形態

クラウド・オンプレミス

最少利用人数

5名~(クラウド)

学びばこはこんな企業におすすめ

  • ・独自の学習システムを作りたい
  • ・教材を簡単に作りたい
  • ・商用利用がしたい

https://manabibako.com/


Learning Ware(株式会社プロシーズ)

Learning Wareは、使いやすさと充実した機能が魅力のeラーニングシステムです。
プロシーズは「3社以上の要望があれば実装する」を開発ポリシーに、現場の声を反映させた利用者目線のシステムを構築してきました。
顔認証や集中度測定、Zoom連携など、利用者にとってよりよい学びの環境を整えます。使いたい機能を選択して、自社にマッチした独自のシステムの構築も可能です。

使用できる言語は英語、中国語、ベトナム語、タイ語など、なんと30言語以上。現地採用者の研修もスムーズに行えます。

システムの種類

運用支援型

提供形態

クラウド

最少利用人数

不明

Learning Wareはこんな企業におすすめ

  • ・多機能なシステムを使いたい
  • ・多言語で利用したい

https://www.pro-seeds.com/learningware/


eラーニングシステムの導入に関する費用や流れ、運用の費用に関してはこちらをご確認ください。
>>eラーニング導入の費用相場は?導入のポイントも併せて解説 


4.まとめ

ここまで、企業向けeラーニングシステムの種類や選び方、おすすめのシステムについて解説しました。
eラーニングは、人材の育成やスキルアップ、社員の意識向上など、様々な場面で活用されており、企業の成長にとって欠かせないツールとなっています。
自社の課題や取り組みたい学習内容によって最適なeラーニングシステムは異なるため、導入にあたって目的や運用の見通しなどを具体的に検討することが重要です。
現状の課題とeラーニング導入の目的を明確にし、自社に最適なeラーニングシステムを選びましょう。


この記事を書いた人
i-netschoolロゴ
i-netschool 編集担当

i-netschoolはeラーニング事業歴20年以上。これまでのノウハウをもとに、eラーニングに関するお役立ち情報を発信しています。

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