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2024.03.18

システム

eラーニングをスマホに対応させるメリット・注意点・方法などを詳しく解説!

企業でeラーニングを導入する際、パソコン以外にもスマホやタブレット対応のものを選ぶと、受講者はどこでも手軽に学習を進めることができます。

今回は、eラーニングの運用や配信を考えている方に向けて、eラーニングをスマホやタブレット端末に対応させるメリットや注意点などをご紹介します。
eラーニングの導入を検討している方や、スマホ対応のeラーニングについて詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

【関連記事】eラーニングとは?システム選び~教材制作まで徹底解説!

1.eラーニングはスマホ・タブレット端末に対応させた方が良い?

eラーニングのスマホ・タブレット対応

結論からお伝えすると、eラーニングはスマホやタブレットなどの端末に対応させる方が良いです。

例えば、会社や学校のパソコンのみに対応しているeラーニングでは、学習を進められる場所も時間も制限されてしまいます。

スマホやタブレットであれば受講者の都合に合わせて、学習する場所や時間を選べるため、スムーズに学習を進めることができます。
また、学習を進めるためのハードルを下げることにより、受講者の負担を減らすことができ、受講率アップの効果も期待できます。


2.eラーニング|スマホとPCの違い

eラーニングの学習をスマホで進める場合とパソコンで進める場合の違いをご紹介します。

スマホ

パソコン

学習場所

電車や自宅など自由な場所で学習できる

会社のパソコンなど、eラーニングに対応している端末がある場所でしか学習できない

学習時間

休憩時間や移動時間など空いた時間にも学習できる

学習できる時間が限られる

手軽さ

普段使用しているスマホを使えば簡単に操作できる

パソコンを使い慣れていない場合、難しいこともある

セキュリティ

個人のスマホで学習する場合は、別途対策や教育が必要

会社のパソコンで学習する場合は管理しやすい

スマホやタブレット端末に対応させる場合は、場所を選ばず手軽に学習できるというメリットがある半面、セキュリティ対策などのリスク対応や教育が必要になります。

また、個人のスマホでeラーニングで学習する際は、受講者によって使用端末の種類が異なるため、古い端末でeラーニングを使用できない可能性もあり、個別対応の手間が増える場合もあります。


3.eラーニング|スマホ・タブレット端末対応にするメリット

eラーニングスマホ対応のメリット

ここからは、eラーニングをスマホやタブレット端末に対応するメリットをご紹介していきます。

時間・場所を選ばず学習ができる

スマホやタブレットでeラーニングの学習をできるようにすれば、会社にいる時間以外にも、電車での移動中や帰宅後など、好きな時間に学習を進めることが可能です。
受講者の好きな時間に好きな場所で学習を進められるため、学習のストレスが軽減され、モチベーションを維持する効果も期待できます。

学校や塾以外で講師がいない場合でも、個人で学習を進められるため、スマホ対応のeラーニングは活用の幅が広がっています。

必要なコンテンツをすぐに確認できる

パソコンのみ対応のeラーニングは、コンテンツを確認するためにパソコンを起動し、eラーニングを立ち上げる必要があります。
しかし、スマホであれば、基本的に電源を切ることはないため、eラーニングを立ち上げるだけですぐに必要なコンテンツを確認が可能です。

例えば、作業手順などのマニュアルをeラーニングで管理している場合、現場でもすぐにスマホで確認することができます。

手軽でスムーズに学習ができる

社内では基本的にPCを利用するケースが多いと思いますが、営業や現場担当者など、いつでもPCを利用できる環境ではない人もいます。その場合はスマホ対応になっていることで、スムーズに学習を取り組めるでしょう。
また、店舗スタッフ、パートやアルバイトスタッフの教育にeラーニングを利用する場合も、スマホであれば手軽に学習を進めてもらうことができます。


4.eラーニング|スマホ・タブレット端末対応の注意点

スマホ対応eラーニングの注意点

スマホ対応のeラーニングはメリットがある一方で注意すべき点もあります。

以下で、eラーニングをスマホ・タブレット端末対応にする場合の注意点を紹介していきます。

個人の端末の使用ルール

それぞれ利用している端末が違う

会社で支給するスマホやタブレットであれば、端末の種類を揃えられるので管理も簡単ですが、個人の端末でeラーニングを使用する場合は注意が必要です。
eラーニングが対応していないOSのバージョンなどもあるため、個人の端末でeラーニングが正常に動作するかなど、動作確認も必要になります。

また、社員教育で利用する場合「個人のスマホに仕事に関するものを入れるのは抵抗がある…」という意見もあるでしょう。
「個人の端末」もしくは、「会社から端末を支給する」などの選択肢を用意したり、自社の環境に合う対策を取りましょう。

セキュリティの問題

個人の端末でeラーニングの学習を行う場合、セキュリティの問題もあります。
会社支給の端末と違い遠隔で制御をかけたりすることができないため、外出先で紛失した場合、企業情報や社員の個人情報などに、アクセスされてしまう恐れがあるからです。

個人のスマホやタブレット端末でeラーニングの学習を行う場合は、セキュリティに関する教育や利用ルールの周知などを実施する必要があります。

学習効果が悪くなる可能性もある

スマホやタブレット端末での学習は、場所や時間を選ばず手軽に学習できるメリットがある反面、学習効率が悪くなる可能性もあります。
スマホ端末での学習のデメリットは、以下の通りです。

  • ・画面が小さくてコンテンツが見づらい
  • ・手軽な反面集中力を保ちづらく、モチベーションの維持が難しい
  • ・ネット環境が良くないとスムーズに視聴できない

スマホ対応のeラーニングを活用する場合は、小さい画面でも見やすいコンテンツを作成する、短時間で学習できる短めのコンテンツを作成するなど工夫が必要です。

スマホ利用が想定される場合は、教材を作成する際に注意しましょう。
作成の流れやポイントは以下の記事で解説しています。
>>eラーニングの作成方法は?教材作成の流れやポイントを解説!


5.eラーニングをスマホ・タブレット端末対応にする方法は?

eラーニングをスマホ対応させる方法

eラーニングをスマホやタブレット端末に対応するには、スマホやタブレットに対応したeラーニングシステム(LMS)の導入が必要です。

また、提供されている既存コンテンツを利用する場合は、スマホ対応のコンテンツである必要があります。
基本的に提供されているコンテンツはスマホ対応のものが多いですが、提供時期が古いコンテンツは未対応のものもあるので事前に確認しましょう。

eラーニングシステムについて詳しく知りたい方は、「eラーニングシステム」をご覧ください。
>>eラーニングシステム(LMS)とは?システムの種類や導入の流れなどを解説!

以下で、スマホに対応できるeラーニングシステムの選び方を紹介していきます。


6.スマホ対応eラーニングシステム(LMS)の選び方

スマホ対応eラーニングシステム(LMS)の選び方

マルチデバイス対応と記載されている

マルチデバイス対応のeラーニングシステムであれば、パソコンだけでなくスマホやタブレットに対応しています。

ただし、システムによってはスマホの機種やバージョン、使用するブラウザによって正常に動作しないこともあります。そのため、個人の端末で学習させたい場合は、受講者の端末傾向などを事前に確認し、動作確認するのがおすすめです。

信頼できるセキュリティ対策を行っている

スマホ対応のeラーニングシステムの場合、会社や学校の外で学習するケースも想定してしっかりとセキュリティ対策を行う必要があります。
セキュリティについても基盤が整っているeラーニングシステムを選べば、受講者が外で学習を進める場合も安心です。

スマホ向けに小さい画面でも見やすいコンテンツが作成できる

スマホやタブレットは、持ち運びができ場所を選ばず学習できるメリットがある一方、画面が小さいという特徴もあります。
そのため、パソコン向けに作成したeラーニングをそのままスマホやタブレットで使用するのはおすすめできません。パソコンでは問題なく見れていた画像やテキストが、スマホだと見づらい可能性があるからです。

マルチデバイス対応のeラーニングシステムを選ぶ際は、テキストや画像のサイズを柔軟に調整できるのか確認するようにしてください。


7.まとめ

今回は、eラーニングをスマホやタブレット端末に対応させるメリットや注意点について解説しました。
eラーニングをスマホやタブレット対応にすることで、学習する場所や時間の制限がなくなり、受講者が手軽に学習を進められるメリットがあります。
その反面、受講者個人の端末にeラーニングを入れる場合は、セキュリティ対策やスマホでも見やすい教材準備が必要です。

i-netschool(アイネットスクール)が提供するeラーニングシステム「Learning Tracker」は、インフラを支える大阪ガスのグループ会社として高水準のセキュリティ対策を行っております。
また、教材制作のサポートも対応しておりますので、安心してeラーニングの導入を進めていただけます。

スマホ対応のeラーニングを検討中の方は、ぜひこちらをご覧ください。
>>Learning Trackerの詳細はこちら


この記事を書いた人
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i-netschool 編集担当

i-netschoolはeラーニング事業歴20年以上。これまでのノウハウをもとに、eラーニングに関するお役立ち情報を発信しています。

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